2017/11/15

EDと睡眠不足

ED(勃起不全)の意外な原因

ED発症の原因は以前から様々な事例が報告されてきました。一般的に加齢による勃起不全や運動不足・過食、飲酒があげられます。しかし心因性のEDもとりただされる中、根本的な原因として睡眠が大きく取り上げられてきました。睡眠自体は心身を休めストレスの軽減を促してくれます。しかし睡眠不足は免疫力が低下することにより健康状態に大きく影響をおよぼします。睡眠不足によるストレスが起こると防衛反応としてコルチゾールというストレスホルモンの分泌が起こります。コルチゾールそのものは身体の防衛反応として空腹感を促し、食事を取ろうと行動させる働きがあります。人体の生存本能呼び起こすため人類として必須のホルモンであります。しかしこのコルチゾールが過剰分泌されると新陳代謝が低下をして血管が収縮してしまいます。つまり血流が悪くなり海綿体への流入があっても血管収縮によって妨げられ勃起不全が起こるのです。

■改善方法

ED(勃起不全)改善の観点からも睡眠時間を8時間は確保するように医療機関・クリニックでは推奨しています。現代の労働環境では非常に難しいといわれますが6時間以下になってしまうと身体に影響がでてしまい勃起不全が慢性化してしまいます。

ストレスがかかり緊張した状態であると脳波であるβ波がでてしまい自律神経にも影響が及ぼされます。せめて休日には十分な睡眠をとりリラックスした状態を作り出すことが望ましいです。リラックスすることにより発生する脳波α波が医薬品などを使用しなくても自然な勃起をうながしてくれ性行為を正常に行うことにつながるのです。

ED治療薬(バイアグラ・シアリス・レビトラ)の使用は一時的に勃起不全を改善して性行為をサポートしてくれますが根本的な治療ではありません。勃起不全は加齢や勃起阻害酵素が原因で起こり、自分ではコントロールできない要因も確かにあります。しかし睡眠や運動など日々の生活は自身の力でコントロールできる領域であります。

また睡眠も質が重視されてきています。睡眠環境も十分に整え安眠ができる状態で8時間以上の睡眠を心がけることが大切です。

EDクリニックではED処方薬の他にも緊張緩和剤や睡眠薬・胃薬などEDに関わる医薬品も処方しています。睡眠不足によって勃起が妨げられるのであれば一度専門医に相談することも非常に大切です。現在は周りに非常に多く気軽に通院できるように開設されています。(转戴)