2018/02/16

正月太りがEDになる。

■正月休みで短期間に体重増加

忙しさと休日が一度にやってくる年末年始はどうしても食生活や生活が乱れ気味になってしまいます。実際に正月太りといわれる言葉があるように体重増加が短期間で起こりやすい時期とも言えます。肥満とはBMI値( BMI=体重kg÷(身長m×身長m))が25以上を示す場合をさしますが、正月時期のように短期間で増加した体重は早い段階でダイエットに取り組むと比較的落としやすい傾向があります。しかしながら体重が増加したままの状態にしておくと肥満となり、体重減少が難しくなりEDを引き起こす原因となるともいわれています。肥満とはそれ自体は病気ではなく、肥満状態が進み内臓脂肪が不必要に溜まり過剰状態から起こる健康障害が肥満症と言われています。肥満症は血液中の脂肪過多が原因で起こり、結果として高血圧、高尿酸血症、糖尿病といった生活習慣病を引き起こしやすくなります。

■EDと肥満症の関係性

男性勃起の正常な過程としては脳が性的な刺激を受けると伝達物質が勃起中枢に伝わり下半身(陰茎)に血液が流れ込み勃起が起こります。状態としてはさらさらの血液が健康的な血管を通ることによって最も陰茎部に血液を送り込みより正常な勃起を促すこととなるのです。肥満症が進行すれば血液は粘着性をもった(いわゆるドロドロ)状態となり、また生活習慣病が慢性化している場合はED(勃起不全)になりやすいといえます。EDは心的要因も大きいですが栄養バランスを考えた食生活を送らないといつまでたっても自身の持つ正常な勃起状態からは徐々に離れていきます。日々気を付けなくていけないことは栄養バランスを考えた(「一汁三菜」のような根菜類を摂取するよう心掛ける)食生活や適度な運動で余分なストレスや脂肪をため込まないようにすることといったことが効果的であると言われています。

■肉食が引き起こすもの

最近では炭水化物を抑え、肉中心の食事ダイエットが話題となりメディアでも取り上げられていますがタンパク質を取りすぎることにより尿道結石ができやすくなる場合があります。タンパク質を多くとり筋肉強化をすることにより代謝があがり、体脂肪がおち勃起力も向上するのではと言われていますが尿道結石ができると男性器に痛みが発生して性行為の妨げになってしまいます。またタンパク質の過剰摂取は肝臓腎臓への負担も引き起こしますので適度な摂取と運動が一番効果的であるといえます。現在はED(勃起不全)治療薬もだいぶ普及してきていますので無理なダイエットや食事で内臓に負担をかけず健全な食事でもEDは克服できるようになってきています。